イベント・出店情報


【たたら製鉄操業のご案内】

10/12日(日)にたたら製鉄の操業を行います。

午前中は余熱を行い、12時頃から砂鉄投入を開始予定です。

 

興味のある方は、汚れてもよい格好でお越しいただければ砂鉄の投入を体験していただけます。

お車で来られる場合は、工房隣の神社境内へ駐車願います。

 

※神社横にある駐車場は月極駐車場のため、駐車はご遠慮ください。


【松本ナイフショーお守りナイフコンテスト結果】

お守りナイフコンテストでは、子供の成長に合わせたお守りナイフを三種類作成した。

それぞれのナイフに作製の理由を下記のように提示した。

 

★幼稚園まで(越前之守1型) 

分別のつかない状態のため、人を斬ったり刺したりできない小柄を肥後守ナイフ風にしつらえ、成長の早い竹をハンドル材にすることで、健やかな成長への願いを込めたナイフ。

竹トンボなどの遊び道具を作ることを目的に作製。

道具作り以外には使えないよう、あえてブレードのロック機構は設けていない。

 

★中学生まで(越前之守2型)

事の善悪もある程度分別のつく時期には、折返し鍛錬で作成した強靭な片刃ナイフをあてがいたい。強靭な刃物はこれまでより太い木や竹を削り小柄ナイフではできなかった作業が可能になる。これにより新たな発想力の育成が可能になり「足りないものは工夫して補う」という考えを育む道具になってもらいたい。

 

★高校生(越前之守3型)

武家の元服刀にあたる越前之守3型は、道具作りだけではなく調理など生きるために必要な活動までこなせるように折返し鍛錬で作った両刃の刃物となっている。高校生ともなれば大人の仲間入りであり、一人で生き抜く力を育む道具としてお守りナイフが存在すべきだと考える。ナイフを生きるための道具として育った子供は、ナイフで殺傷事件を起こすことはないだろう。

 

【材料メーカーにしかできない付加価値】

ナイフ製造過程に素人が参加できる余地はない。しかし、材料メーカーにしかできないお守りナイフとは何かを考えるに、ナイフを贈る方の思いを鋼に込める事こそお守りナイフの神髄と考えた。キタハガネ製造過程にナイフを贈る方に参加頂き、思いを込めた鋼からナイフを作成し、製造過程の映像と共にナイフをお届けする事を材料メーカーにしかできない付加価値として提供したい。

 

今回作成したナイフは、上記の物語を背景に来場者からのご評価を頂き、主催者様からの評価もあり最優秀賞を賜ることができた。

応援してくださった皆様に感謝!

 

 



【松本ナイフショー出品商品概要】

 

8/16・17に長野県松本市四柱神社にて行われるナイフショーへ出店致します。

今回は主催者より「お守りナイフ」のテーマを頂いているので、キタハガネで作った肥後守型ナイフを三点出品致します。

 

お守りナイフは、親から男の子へのお守りナイフなので、下記のコンセプトでナイフに親の思いをのせた材料メーカーにしかできないナイフです。

通常刃物の作製工程に、素人が介在できるところはありません。

しかし、我々が作製するキタハガネは、オロシガネ技法で鉄鋼材から玉鋼を作る工程のため、材料投入にナイフを贈る親が参加する事が可能です。

今回のナイフ作りでは、親が子への思いを込めてキタハガネを作り、その思いを大切にしてナイフを作成させていただきました。

 ※ちょうどスタッフの1人が10月に男子誕生となりましたので

 

形状は三種類ご用意いたしました。

右から小柄を用いたナイフ。通常の肥後守とは違い、刀の中心(なかご)のようなものを回して刃を出します。

真ん中は両刃のナイフです。折返し鍛錬の模様が見えています。

左が片刃のナイフです。

 

我々はこのナイフに「越前之守」(えちぜんのかみ)という命名をさせて頂きました。

当日来られる方は手に取ってご覧ください。

 

ナイフ以外にもキタハガネを販売させて頂きます。

お近くに来られる方はお寄りいただけると幸いです。

 

 


2025年8月16日~17日

 

長野県松本市(松本城付近)にて開催される「松本ナイフショー」へ出店致します。

たたら房は鋼製造を指導している「北鋼シャーリング」と共に特殊な鋼材を「おろしがね技法」にて高炭素の玉鋼にまとめた命名「キタハガネ」を販売いたします。

お近くに来られる方は是非お寄りください。

 

開催場所:松本市 四柱神社 斎館2F