たたら房とは

たたら房とは「Tatara」+「Labo」の造語です。

たたら製鉄の研究所という意味を込めて命名致しました。

たたら房ではたたら製鉄だけではなく、良い刃物を作るために鋼の研究を行っております。

生産した鋼材の蛍光X線分析を行い、玉鋼との比較を行う事で玉鋼を超える刃物用鋼材製造の研究を続けております。

たたら製鉄伝承活動


福井県ではたたら房が2団体へたたら製鉄の指導を行っております。

 

・あわら市細呂木地区たたら製鉄保存会

 

・武生ナイフビレッジたたら研究会(鍛人)

 

たたら房の活動


たたら房は、たたら製鉄の研究所として日本各地の砂鉄を使ってたたら製鉄を行っております。

日本は大陸プレートが複雑に交わる地域のため、プレート毎に特徴ある鋼ができることがわかってきました。

特に高チタンの砂鉄は、扱いが難しい分面白い鋼が出来上がります。

今後も研鑽を続けてまいります。

 

代表 原 義樹

 

クラファンへの協力


たたら房は、たたら製鉄の技術でクラウドファンディングへ協力させていただきました。

・朝倉椀チャレンジ

・真柄太刀復元

 

朝倉椀チャレンジでは、戦国時代の木地師鉋を当時の鉄から復元する事になり、たたら房で作った玉鋼を月山派の川瀬貞真刀匠が鍛錬して木地師鉋を作成いたしました。


企業連携事業(キタハガネ)

キタハガネは特殊な鉄鋼材を原料として、おろしがね技法で高炭素の鋼にまとめた鋼材です。

福井県の北鋼シャーリングと連携して製造・販売を行っています。

蛍光X線分析による成分検査では、北陸砂鉄製玉鋼と同等の成分が確認されております。

また、鉄を弱くするリン・硫黄に関しては北陸砂鉄製玉鋼よりも少なく、マンガンが含有していることから、錆びにくく靭性が高い鋼材になるものと考えられます。

キタハガネは量産が可能なため、一般の鍛冶屋さんへも販売させていただきます。

腕に覚えのある鍛冶屋さんの挑戦をお待ちしております。

 

キタハガネに興味がある方は、下記のURLよりご確認ください。

 

https://kitahagane.wixsite.com/my-site